ホーム » ニュース・ブログ » 【大学受験】文系学部の選び方~学びたいことが見つからない君へ~

【大学受験】文系学部の選び方~学びたいことが見つからない君へ~

学びたいこと?わからないしとりあえず就活に強そうな学部でいっか。

そんな高校生だったNU Ase運営のじいやです。こんにちは!

先日の僕の記事『【旧帝大に大学3年から!?】名古屋大学経済学部3年次編入学体験記

を非常に多くの方に読んでいただきました。ありがとうございます。

といっても、編入には時間やお金がかかっちゃうので、やっぱり自分にぴったりな大学に入りたいですよね!

大学受験の勉強をしながら最適な学部を見つけるのもなかなか難しいと思います。

今回は、文系が学部を選ぶコツを伝授します!

1.で選び方を紹介して2.~4.でみなさんの不安を解消していきます。

大学入学後に「こんなはずじゃなかったのに、、、」とならないためにも、学部選びのポイントを身に着けて、「入ってよかったな」と思える大学生活の準備をしていきましょう!

1.【選び方】今まで楽しかったor好きだったことを思い出す

学部選びの鉄則は「自分の気持ちを最優先すること」。

あなたの心の奥底の本音をさらけ出すことが学部選びの第一歩です。

 

では、本当の気持ちを知るにはどうすればいいのでしょうか?

その方法の一つは、楽しかったことや好きだったことを思い出すこと、です!

 

学問にまったく結びつかないようなものでも、関連付けていけば最終的には学問にたどり着きます。

 

例えば「アニメが好き」だったら、

このように派生して深ぼっていきます。

経営学部や法学部に至るまでのを例として流れを説明しますね。

具体的に楽しかったこと・好きなことを挙げる

→「アニメ好き」

①に対して疑問を投げかける

→「どんなところが好き?」「何が好き?」などなんでもオッケー

②に対する答えを出す

→「観ていると頑張ろうと思える」「国を超えて交流できる」

③に対して異なる着眼点や疑問を投げかける

→例「自分以外のモチベーションを上げるには?」「アニメで国際交流できるのはなぜ?」

④に対する答えを出す

→「会社全体のモチベーションが上がる方法について研究しよう!」「住んでいる国にとらわれない人間の共通点があるのかも!」

と深堀を繰り返していきます。

例では深堀回数が少ないですが、こんなにキレイにいくことは少ないと思うので、納得できるまでやりましょう。

ポイントは「5W1H」を使うことです!

勉強に結びつかないようなことでもいいので、最初に1つ「楽しかったこと」や「印象に残っていること」を思い浮かべ、When「いつ」Where「どこで」Who「だれが」What「なにを」Why「なぜ」How「どのように」に着目してみましょう。

最後に到達した学部は、最初にあげたことと一本の線でつながっています。

あなたの本音と結びついた学部について調べてみましょう!

2.【不安①】就活への影響は?

「経済学部や法学部、商学部は就職に強い」

高校生なら一度はこんな話を聞いたことがあると思います。

では実際はどうなんでしょうか?

僕は現在、経済学部三年生で就職活動中ですが、経済学部だから就活で優遇されるといったことは一切ありませんでした。

就職活動では「なぜその学部に入学したのか」ということが聞かれるため、入学理由をしっかり語れる方がよっぽど有利にはたらきます。

文系学部の中で「○○学部だから」といって優遇されるといったことはありません。

しいていうなら入社後、専門用語がスムーズに理解できるといったぐらいです。

学部の種類が選考に影響することは皆無です。

ではなぜ「経済学部は就職に強い」などといった思い込みが広まっているのでしょうか。

 

経済学部や法学部などの科目は社会を分析することから社会科学と呼ばれます。

ビジネスの用語と重なることも多いため実学と呼ばれることもあります。

 

実学が就職に強いといわれている以上、就職活動を早いうちから意識した学生が社会科学系の学部に集まりやすいのではないかなと思っています。

 

実際に大学院への進学率は社会科学系よりも人文学系の方が高くなっています(文部科学省 https://www.mext.go.jp/content/1423020_012.pdf )。

 

就活のことを見据える意識を持った人々が多い社会科学系は、就職先の実績もよくなるという関係性があるのではないでしょうか。

3.【不安②】苦手な科目を使わないといけないって聞いた…

「入りたい学部はあるけど、今の自分が苦手な科目をたくさん使うって聞いたから入学後ついていけるだろうか…」
こんな不安もあると思います。

でも、せっかくやりたいことを見つけたのに諦めてしまうのはもったいないです。

大学なら、その苦手に立ち向かっていく人、苦手を克服した人、もともと苦手じゃない人など、様々な人と出会えます!

そんな人たちと協力して克服していきましょう!

実際、文学部の授業でも心理学統計などでは数学を使います。

反対に経済学部の授業でも経済史など数学を使わないものもあります。

 

受験のように幅広く知識が必要というよりは、専門に関連する項目だけ理解できれば大丈夫です。

苦手に対して目標を定めて重点的に乗り越えていきましょう!

4.【不安③】それでもどうしても決まらない…

以上のような流れをたどってもどうしてもやりたいことがわからない、そんな時は消去法で決めてもいいと思います。

 

その中でもこれだけは守ってほしいということが一つあります。

 

消去法で決める場合でも、なぜ消去したのか、なぜやりたくないのかを明確にしてください。

 

最初からイメージで選択肢を削除してしまうのはもったいないです。

 

自分の本当の気持ちを整理した結果、特にやりたいことがない、という場合、それがあなたの本心です。

 

その気持ちを信じて、受験勉強を乗り越えましょう!!

5.おわりに

本当にやりたいことを見つけるのは難しいですよね。


長い間自分が力を入れてきたことと結びつけられれば、後悔することは減ると思っています。

今回の記事が一人でも多くの方の進路決定に役立つことを祈っております。

NU Aseでは、探究学習を通じた学び合いを実践しています。

講師は現役大学生。

勉強をコーチングしてもらえるだけでなく、大学生活のリアルや学部ごとの勉強内容など、進路選択に役立つ情報がゲットできます。

【NU Ase HP】https://nuase.jp/

大学生講師も募集中。

無事進路が決まったそこのあなた!
今度は一緒に中高生の学びをサポートしませんか?

お問合せからご連絡お待ちしております^^