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【旧帝大に大学3年から!?】名古屋大学経済学部3年次編入学体験記

名古屋大学経済学部3年次編入学体験記

はじめまして。今年2022年の7月にNU Ase運営に加わった新入りのじいやです。
さっそく名古屋大学に入ってから半年ぐらいたったので大学生活を紹介しようと思います。

でも実は大学3年生です。

今回はどうやって大学3年生から名古屋大学に入ったのかを皆さんにお教えします!

もちろん不正入学じゃないので安心してください。
その方法は、、、「編入学」です!

1.編入学とは

そもそも編入学って何?ってところからお話しますね。
大学編入学とは、大学入学後に改めて試験を受け突破することで、2年生や3年生などから、他の大学・他の学部の学生を始められるという制度です。

編入試験を実施している大学・学部が公表している要件を満たせば、どこの大学・学部にいるかなどに関係なく受験できます。

編入試験でどの部分が評価されるかについては大学や学部によって大きく変わるので、得意な部分で勝負できるところを探してみてください。

僕が受験した2022年度名古屋大学経済学部3年次編入学試験の場合は
・志願理由書
・在籍大学の成績表
・TOEICまたはTOEFLのスコア
を事前に提出し、

・「経済・経営に関する基礎的な問題」(筆記試験)
を実際に名古屋大学に来て解きました。

2.なんで編入したかった?

次に編入に挑戦しようと思った理由を話します。

それは自分がやりたいことをやるため、また、何かに挑戦したいと思ったからです。

高校生のときオープンキャンパスや説明会に何度も参加した志望大学には合格できませんでした。
自分の入学することになった大学・学部についてはよく知らないまま、入学してしまいました。
そのため、大学生活に身が入らず、経済学についてもよくわかっていませんでした。

だらだらと大学1年生としての日々を漠然と過ごしていたところ、大学2年生に上がる際に「このままではいけない!!」と危機感を抱きました。

はじめは経済学の何から勉強すればいいのかわからなかったので、まず高校の先生が薦めてくれた本を読み始めました。
すると「限りある資源を効率的に配分して、人々の生活を”豊か”にするのが経済学である」とわかりました。

ただ、僕はアニメからの感動が日々の原動力になっていたので、”豊かさ”には「資源がたくさん」という物質面だけでなく、「気持ちが満たされる」という精神面もあると思っていました。

一方で「経営学は経済学の要素に加え、人間の感情についても考察する」ということもわかりました。

僕はだんだん「経営学も学習したい」と思うようになりました。
当時の在籍大学では経営学部と経済学部は分かれ、経済学部で経営学を本格的に学ぶことは難しいという大きな壁がありました。

名古屋大学のような旧帝国大学では、経済学部の中に経済学科と経営学科があり、経済学科でも経営学の授業を多く履修できることを知りました。
名古屋大学は3年次編入学試験を実施していることも知り、編入学試験に合格すれば、経営学を勉強できると考えました。

これまで大学生活で何か”これ”といったことを達成したこともなかったので、大学生活振り返った時に成し遂げたこととして挙げられるようなものを作るといった意味でも編入試験に挑戦することを決意しました。

3.編入するのは大変?

受験勉強と編入合格後、それぞれに大変な点がありました。

まず受験勉強に関する点です。
1つ目は自分が受験勉強をしている間も、周囲の友達はサークルやバイトなど大学生活を楽しんでいるという点です。僕は編入試験突破後にうんと楽しめばいいと考え何とか勉強をつづけました。
2つ目は勉強仲間が見つからないという点です。今いる大学からほかの大学に行くために勉強しているわけですから、友達になんて言うべきか、悩むと思います。
3つ目は情報が少ない点です。専用の参考書が少なく、過去問も入手しづらいので、常に最新の情報を探していなければなりません。

次に編入合格後に関する点です。
1つ目は学生同士のコミュニティがすでに出来上がっているところへ入っていかねばならない点です。3年生から新しく通う大学なので周りの同級生同士は既に知り合いというケースが多く、はじめは緊張します。
2つ目は単位がいくつか取り直しになる点です。大学にもよりますが、僕は一度前在籍大学で取得した単位も再び履修しなければならず、同級生に比べると週当たりの授業が非常に多くなっています。就職活動などの大学生活と両立するのが大変です。

しかし大変な点だけではなくいい点もあります。
1つ目は複数大学受験できる点です。その分、倍率も高くなりますが、自分の得意な科目で勝負できる大学を選んで挑戦できます。

2つ目は編入試験の対策が公務員試験の対策と重なるところです。専門の参考書が少ない分、公務員試験対策の参考書を活用していました。不合格だった場合は公務員になればいいという気持ちにもなれたので、心配も減りました。
3つ目は志望大学・学部へ浪人せずに行けることです。二十代の貴重な1年間を受験勉強に費やすことなく、行きたいところへ行けるのは編入試験の最大のメリットだと思っています。

4.どうやって対策したの?

情報の不足に対して、SNSを活用しました。
編入試験に合格した先輩から多くの対策方法を教えてもらいました。
また、編入志望者やその他の試験勉強に励む人々を見つけ、お互いに応援しあっていました。他の人に見られているという気持ちになり、勉強することが当たり前の状態を作り、勉強時間を増やすことが出来ました。

効率的な休息も心がけました。
アニメが大好きなので、禁止にはせず、スポーツアニメを定期的に視聴していました。壁にぶつかっても努力して成長して乗り越えていく主人公の姿に、自分の姿を重ね合わせ、自分も負けじと高いモチベーションを維持できました。
僕自身も定期的にスポーツを行っていました。「このページまでやったらウォーキングしよう」のように、区切りが生まれ、長時間続けて勉強するよりメリハリがつきました。

5.編入してみて実際どう?

自分が最も学びたい分野の授業が受けられるようになったことで、学習意欲が向上し、課題などが出ても率先してすぐに終わらせるようになりました。
前の大学の成績は引き継がれないので、気持ちを切り替えて頑張りました。その結果、前の大学よりも成績が上がりました。

授業が多いのは大変ですが、その分編入学生同士が一緒になる授業が多くすぐ仲良くなれました。
自分から積極的に輪の中に入っていけばすんなり受け入れてもらえたので、緊張する必要はありません。

就活でも話のネタになることが多く、役に立っています。

大学1年生のときはコロナ禍で何も成し遂げられなかったのですが、TOEIC高得点や編入試験合格といった、初めて会った人にもわかりやすい成果を出すことができ挑戦して本当に良かったと思っています。

6.最後に

コロナウィルスの影響などによって何かを達成する機会が失われてしまった人も多いのではないでしょうか?
せっかくの大学生活なので、あなたも何か挑戦してみませんか?
その一つとして、環境を変える効果は非常に大きいです。
視野を広く持って、どんどんチャレンジしていきましょう!!

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